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社会人 出会いがない

生きてることを考える!

今回の釣行は前回同様、S氏と2人

場所も前回と同じ男鹿の某漁港

今年、最後になるかもしれない・・

「真鯛」をメインに状況をみて「アオリイカ」をちょっと・・の予定

いつものようにS氏の仕事明けに出発予定 私の家で待ち合わせ

S氏が来るまで 少しでも寝ておこうとしたが眠れない

それにこんな事ははじめてだが・・今回の釣りはなぜか?のる気がしない・・・

行きたくないって感じではないのだが・・気分がのらないというか・・

もし・・あと3日で地球が滅びる!?としても3日間とも釣りをしているであろうこの私が・・

もし・・釣り予定の休みの前日、バリバリに私好みの女性がカウンターで飲んでて・・

最後に1人残って

「マスター これから仕事、終わるまで待つから・・違う店にでも行って私と一緒に飲みませんか?」

と言われても釣りを優先して断る自身があるこの私が・・(まっ妄想ですけど・・・)

どうしてなのか自分でも解らないが?今回はのる気がしない・・・

いつもなら準備万端、整えて「S まだ終わらないのかよっ!」なんて思いながら待ち構えている私が

今日は「氷やら竿はSが来てから積めばいいやっ」と眠れずにボーッっとテレビなんか観て待ってる・・

大体、S氏がいつも終わる時間を30分程、過ぎた頃、電話があった

「ごめんっ!今日、忙しくてまだ終れなさそうだ・・多分4時ぐらいになるかも・・」

いつもの私なら「なんだよっ!まずいいから 早く来いって!!」なんて言ってる私が今日は

「あー わかったぁー まず待ってる・・」って感じだ・・

それから4時ちょい前くらいにS氏が慌てたように家に来た

「ごめん!ごめん!!今日に限って忙しくて・・釣りの日ってば 必ずこうだっ!」

と少し私の様子を伺いながら 急いで私の車に道具を積み込んでいる

いつもの私なら「なーーん 早くせったよっ!」なんてちょっと不機嫌気味なのだが・・

この日の私は何も言わず、自分の竿や道具を積み込んでいるのを見てちょっと不思議そうだ

「もしかして・・寝起きだからか・・?」っと思っていたかもしれない

それから30分程で出発準備を終え 4時半過ぎに家を出た

単純計算で いつものコンビニでの買い物なんかをいれると向こうに着いて

スタートフィッシングは6時半か7時ちょい前か・・?

いつも行きの運転は私がするのだが 

ちょっとS氏が来るのが遅い日は夜明けに間に合うようにと高速はかなりぶっ飛ばす!

ところがこの日はノロノロ運転ではないが・・いつもより遅い出発のわりには

フツーに運転・・S氏が「なんよ?今日 やけに安全運転だごと・・」

今日に関してはなんか・・「まぁ いっかっ!」で焦る気持ちが湧かない・・

どちらかといえば前々回位から俄然、ヤル気をだしてるS氏のほうが焦ってる

結局、買い物なんかは早めに済ませたが 港に着いて準備して

スタートしたのが7時頃・・

とっくに夜は明けていて 朝マズメというには微妙な時間だ・・・

時間も時間だしいきなり沖に・・と思ったが磯周りの「アオリちゃん」も気になる

ちょっとチェックして「朝マズメラッシュ」が終わっているようだったら

沖に向かおう!っと防波堤脇の磯周りで釣りを開始した

こんな日に限って海は穏やか 風はそよ風、絶好の釣り日和で

もう1時間半、早く浮いてれば最高だったろうな・・って感じだ

のる気ではないもののそこは私も「釣り大好き中年!!」

浮いてしまえば「釣りキチ○イ」モード スイッチON! 

s002 (4)
もう1時間半、早く浮いてればなぁ~っというのを裏付けるように

開始1投目でのヒット!!

S氏も「マジがっ!!」っと期待してニヤけている・・

私も「1発目でくるなんて 今日はどうなるんだろう・・ワクワク」っと

立て続けを期待して すぐにエギを落とす

ところが数十分・・私には途中でバラシがあったものの続かない・・

その後しばらくして私は2杯追加!

S氏も「あれぇ~?今日はティップランの日かぁ~?」っと

しゃくってもしゃくっても無反応・・・

ここで2人、声を揃えて「ああぁ~やっぱり もう1時間半、早かったらなぁ~・・・」

あまりに海は穏やかで釣りやすく 結局、2時間近く釣れないのに

磯周りで粘っていた・・

諦めきれず黙々としゃくってるS氏に

「夕マズメにまたここに戻ってやるから とりあえず今日は最後になるかもしれない鯛だっ!!沖に行くぞっ!」

っと言って沖に目をやると 私と同じ気持ちなのか・・?平日なのに10隻近いプレジャボートが浮いている

見れば前の週よりもちょっと沖目にいるようだ・・

前回、鯛を上げた水深が15~25mあたりだったけど・・今日はどうだろうか・・?

なんて考えながら・・まずは前回やったあたりまで漕ぎ進んで行くと

確かにベイトの反応はスゴイ とりあえずやってみよう!!っとS氏はカブラ、私はテンヤで様子をみると

見た目は穏やかな海だが・・今日は潮が速く動いてる 2人とも最初につけた号数では底が取れず

重めにチェンジしてしばし様子をみる・・S氏が「きたっ!」「あっ あれぇ~?」を繰り返している

私も「コンコン コンコン」「ビシッ!!  シ~ン・・・」の繰り返し

S氏のカブラもあげる度にボロボロになっていき 私はエサのエビがあげる度にない

何がいるのか分からないが?これでは埒が明かない・・・

試しに私がエギを落とすと 何度か目に「アオリちゃん」ヒット!!s014.jpg
胴長22cmとなかなかのサイズ!!
このままやっていれば磯周りより若干、型のいいアオリが釣れそうだが・・

今日の私は「真鯛」が釣りたい!!

多分、プレジャボートがいる辺りは40~50mラインだろう・・

S氏に「潮が早くてやれるか微妙だけど・・多分 鯛はここにはいない・・ボートいる辺りまで行ってみるべっ!」
と移動した 漕いでいるうち さっきまでの静けさは何?ってくらい風がでてきた

イヤな予感がしつつも45mまできて 反応の濃い根を見つけ「ここだっ!!」っとばかりに

2人 仕掛けを落とした 想像はついたが・・速い潮の流れと風向きが逆で2人のカブラとテンヤは

まるで流し釣りの仕掛けのように斜めにでていき とてもじゃないが底を取れない・・

私は90gのジグに変えたが・・それでもかなり流れてやっと底に着く

そのうち根掛りでロスト・・持ってきたジグで90gはもう1個

買ってあったカブラの100や120 インチク160g

「カヤックではここまでのは使わないだろう・・・」と置いてきたのが悔やまれる

完全に男鹿の潮の速さナメてました・・・

釣りの道具に関してはバカみたいな数を在庫する私・・・
(カブラ 約40個 ジグ約50個 エギにいたっては87個あった・・・それ以外に・・恐ろしい数の・・)

前々回からやっと本気になったS氏 私が見た限り
(カブラ3個 ジグ3個 エギ12~13個・・・)

S氏が持ってるカブラで1番重くて60g・・とてもじゃないがこんな日は太刀打ちできない

貸してあげようにも・・私もあと、1個・・・

「絶対にいるよなぁ~」って根だから粘って何度も落としたが・・

こうも斜めに落ちていくとどう計算しても その根にはピンポイントでは落とせない

やがて痺れを切らしたS氏が「なぁ!俺、何やってればいいなよっ!?ヒマだで・・」

そりゃそうだよなぁ・・・

真鯛を諦めるには・・名残惜しいが・・どうする事もできなくて何もする事がないS氏がかわいそうだ・・

やってる途中、あまりにヒマそうなS氏を見て「なんかいい方法ないかな・・?」っと考え・・

一瞬、「あっ!そうだっ!オメ持ってるジグ 3個、全部あわせてスナップに繋いだらよっ!!」

っとなにが「あっ!そうだっ!」なのかわからない・・バカな事を閃いたが・・

くだらな過ぎて・・ニヤニヤしただけで 言うのはやめた・・

結局、20mライン位まで戻って カブラかエギを落としてれば何かしらくるだろうと

さっき「アオリちゃん」が釣れた辺りまで戻って・・流されては漕ぎ戻りしてると

ゴムボートに乗った2人組みがけっこうなイキオイで近づいてくる

「どうも~!」っとお互いあいさつをして

ゴムボアングラー「鯛釣りですか?」

「そのつもりで来たんだけど・・潮が早くてやってられないから 戻ってきてイカやってる!」

ゴムボアングラー「イカはどうですか?」口調は丁寧だが・・どこか態度が上目線な感じ・・

「朝方からとさっきもちょっとやって4杯かな・・・」

ゴムボアングラー ちょっとニヤリとしたようにみえた

「20より浅いトコにはあまりいませんよっ!○○崎の方が濃いですね!」っと 

「そっちどうですか?」  聞いてほしそうだから聞いてやるよっ!?

ゴムボアングラー 「う~ん 今日は50ぐらい・・」サラッと言いやがった・・

私は持ってた竿を落としそうなくらい動揺したが・・ナメられると思い

「へえぇ~」っと一言・・

「はっ!S氏が動揺してると釣れない君達だってのがバレるっ!」
っと

すぐに横を向くとポカ~ンっと口を空けて「マジが・・・スゲぇ・・・」っと

誰の目にも動揺してるのがわかる表情でつぶやいてる・・

私は心の中で「バガっ!!S その顔やめれっ!表情でバレるべっ!!」と思いながら

しれっとして「じゃ!どうも~」っとその場を離れようとしたが・・

S氏がキャストしだした そしてゴムボアングラーも移動するのかと思いきや

エンジンを止めて 目と鼻の先で釣りをしだした・・

私は「そんなにムキになって釣らなくてもいいで~」的な雰囲気を醸しだす為 

クーラーからビールと魚肉ソーセージを取り出し なるべくゴムボの方を見ないようにして飲んでると

横にいるS氏は何かを盗んでやろうとゴムボの方を「ガン見!!」しながら・・

一心不乱に竿をしゃくっている・・・「バガっ!見てんじゃねーよっ!!」っと思いながら

ビールを2口目・・ 「よっしゃあ~!」とゴムボの方から聞こえてくる

S氏が「はえぇ~ あど釣ったでアイツら~ おおぉ おっきいんじゃねーか!?」

どうしても気になる私はエギを整理するフリをしてチラッと見る・・

「確かに大きそうだ・・胴長20cm位か・・?」

ゴムボの方からこれ見よがしに「ああぁ~イマイチだなぁ~」なんて言ってやがる・・・

どんだけデカイの釣ってるんだよっ!?アイツら・・・クソーーッ!

結局、それから5分か10分の間に1杯追加して 

ヤツらにしては状況が思わしくないらしく・・移動して行った

ヤツらがいる間、S氏にも釣れれば少しはカッコがついたろうが

途中で1回、ゲソタッチなのか?海藻なのか?S氏が

「うおおーっ 今、ググっときたっけ!!クソーッ!はずれだでっ!」

私は「バガっ!かかってもいねなさ 騒ぐんじゃねーよっ!恥ずかしいべ・・」っと

思ったが・・知らないフリしてビールを飲んでいた・・それからアチコチ移動して

 ここはっ!っという所で停めては落とすを繰り返したが・・・

1杯もあげることは出来なかった・・・ つくづく下手だな・・俺たち・・orz

この時期はもう日暮れも早い 「真鯛」のいいサイズ1枚でもあげてれば・・

気持ちに余裕もあるのだが・・・ほぼ1日がんばってアオリイカ4杯という貧果・・

「ここはよーく考えて!夕マズメに賭けるしかないっ!!」

S氏にどうするか?意見を求めると・・「うーん 磯周りまで戻ってやるべっ!!」

コイツは初めて釣ったのがそこら辺のせいか・・?いつも磯周りで釣りたがる

確かに沖でいいサイズを求めて移動して・・結局、不発・・orz

なんてよりも少しでも港から近い方がその分、長く粘れる

 「よしっ!決定!磯周りで日が暮れるまでがんばるべっ!!」

それから磯周りまで移動、ちょいちょいっとけっこうな数のベイトの反応が磯周りで出る

「この前の夕マズメは不発だったが・・今日は期待できるかも?」

もうすでに陽は傾きかけてる・・仕切り直しで気合が入る!

始めて早々に私のティップランに1杯「おっ!始まったか!?」と思ったが続かない・・


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それからちょっとしてS氏の竿に本日初!!待望の1杯!!

記念撮影をして すぐに投げたS氏に連チャンの2杯目!!

これもまた17,8のいいサイズ!グイグイ引っ張ってS氏は楽しそう!

釣り上げたら 〆てクーラーに入れるのは後席の私の役目だ・・

イカを〆てる間にS氏は間髪入れずにまたキャスト!

数回、しゃくると「よしっ!またきたーっ!! あっ!バレたーっ!」

なんて今度はホントっぽい・・

S氏だけには「夕マズメラッシュ!!」が始まっている・・・

私はエギを落としながらも・・S氏が釣るイカを墨まみれになりながら〆てはクーラーに入れて

まるでS氏の助手のようだ・・・  S氏のキャストが手返しがよく効率がいいのか・・?

この時間のイカはフォールに反応がいいのか・・?

私のティップランには全くこない・・・

いい時間を逃してなるものかっ! 私もキャストのエギに取り替えた

そして1投目すぐにヒット! サイズも良さげでガンガン引いておもしろいっ!!

〆る時間も勿体ないから ドライブユニットの所を一時、生簀替わりに

キャスト!ヒット!!がちょっとの間、続き・・

気づけば辺りは「ちょっとこれマジでヤバイだろっ!?」

ってぐらいの真っ暗闇・・ところどころ岩が出ている磯周り、

いくら人力とはいえ直撃したらどうなるか分からない・・・さすがにどちらからともなく

「いいかげんもうムリだべっ!!やめよっ!」っと

ソロリソロリとデッドスローで港まで帰ってきた・・怖かった・・・
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終ってみればS氏はバラシ多数の4杯?5,6杯は釣ってたと思ったが・・戻って袋を見ると4杯だった・・?

夢中で釣ってる間、生簀システムから逃げたのか・・?
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私はけっこういい型揃いの11杯!!2人ともバタバタきだして 夢中でやってたが 

思った程、数はのびなかった・・

真っ暗闇だし1日いっぱい釣りをした後だから少し休憩してから片付けようと

車に乗ってすぐに後輩からの電話が鳴った なにか胸騒ぎのする電話だった・・

今回の釣行はとてもとても大漁とはいえない釣果だったが・・

型もよく釣っていておもしろかったし 夕方にラッシュっぽいのも味わったし

S氏も私もそれなりに満足した釣行だった・・そんな 疲れてはいるがいい気分でいた私を・・・

地獄の底に突き落とすような・・・内容の電話だった

諸先輩方のブログのように○○cmのブリ!!だとか○○cmの真鯛!!アオリイカを数十杯!!なんて

釣果報告だけでも成り立つほどの技術も釣果もない・・ 

私のブログは日々の釣行で起きた事なんかをおもしろおかしく 

釣果はなくても 共感できる!とか おもしろい!なんてコメントをいただくと

友人からは「おめえのブログはムダに長い」とか「読んでて飽きる」「こんなブログないよっ」などと

指摘されたりしたが・・

「私のブログはこれでいい!楽しく読んでくれる方が少しでもいればがんばって続けていこう!!」と決めた!

そんな「おもしろ、おかしく、読んでて楽しい釣行記!」を目指してる 

このブログにこんな事を書いていいものか・・・?すごく躊躇うが・・・

今回の出来事を自分なりにキチンと受け止め、乗り越えていかなければ・・・

これから楽しく釣りもできないし ブログも続けていけないので・・

あえて書く事にする・・

( 釣りに関する記事だけでいい!って方とあまりシビアな内容の記事はちょっと・・

っという方はここまでで読むのを止める事をおすすめする!)


私には釣りメンバーとは別に7~8人の飲食店経営者同士の仲間がいる

居酒屋、スナック、ボーイズバー風、キャバクラ風スナック・・・内容はバラバラだが

時々、モメたりするが・・基本的にはとても仲がよく

誰かが誕生日といえば誕生会をひらき 花火大会、盆踊り、バーベキュー、・・・・etc

なにかと理由をつけては集まり飲んでいる

私のブログによく登場する「ひょっとこ」もそのうちの1人だ

その「ひょっとこ」が弟の様に可愛がってる Yという男がいる

そのYという男、ボーイズバー風の店を経営してるが

とにかくイイ男で恐ろしいほど女にモテる

見た目はちょっとチャラ男風だが、今時珍しいほど律儀で男気があり

上下関係もきっちりしてるヤツだった・・・

私のことも慕ってくれていて 集まって飲んで酔っ払えば

「クッキーさん 俺の事、あんまり好きじゃないっすよねぇ・・・?」っと口癖の様に聞いてくる

私は毎回、「そうだな・・チャラい ヤツは好きになれねえなっ!」っと言うと

この世の終わり・・みたいな顔して落ち込む・・のがおもしろくて

聞かれればその度にそう答えた

他にも個性派揃いの集まりだが・・このYと「ひょっとこ」あと1人、中古車屋とスナック経営のI、私、

の4人は組み合わせはマチマチだったが特によく飲んでいた

店を始めた時期はそれぞれだが知り合ってからはみんな10年近くなる 

ところがこのY、3~4年前から時々、「んっ?」って

首を傾げたくなる様な言動だったり行動だったりする時があった

最初は「Y,最近おかしいよな~www」とか「酔い過ぎだべアイツ!」なんて笑ったりしていたが

(実際、次の日には「昨日、ご馳走様でしたぁ!」なんて電話よこしたり、

会話も普通だから気にしていなかった・・)

それからしばらく 時々、そんな事が起こりながらもいつもの様に過ごしていた ある日、

「Y、入院したど・・・うつ病ならしい・・・」っと

見舞いには行けない病院ならしく 心配しながらも

「うつ病って最近、よく聞くな・・・それでたまに人の話をよく聞かなかったり、子供みたいに

道の段差を「ピョ~ン」なんて言って飛んでみたりしてたのか・・?」っと

ほどなく2~3週間たっては「退院したんすーっ!」っと元気に挨拶しに来た!

「おおY 大丈夫か? よしっ!みんな集めるから退院祝いやるべっ!!」

退院してきたYは 顔色もよく 会話もいたって普通だ

そうした付き合いを続けてきたが・・・やっぱり年に1~2回は(特に雪が降りそうな時期には必ず・・)

「Y,また入院したどっ・・・」をここ2~3年繰り返してきた

今年になって 春頃まではちょくちょく集まっては飲んでをしていたが

私はカヤックの釣りに夢中になり 休みといえば海に浮いている為、

前に比べて飲む回数が随分と減った、お盆中のバタバタで釣りを我慢していた事もあり

さらにハイペースになり ここ1ヶ月半はほとんど集まって飲んではいなかった

そんなYと週に半分以上、なんらかの形で飲んでいる「ひょっとこ」が

「今回、Yが特におかしい・・なんかホントにいつもと違う・・」と言っていたが

来週の天気は・・?風はどうか・・?波の高さは・・・?を常日頃、気にしてばかりいた私は

「へぇ~ マジがっ?大丈夫だべがっ?」ぐらいで実際、そんなに深刻には考えていなかった・・

そんな話を聞いていた先月の中頃、何かのタイミングで始めYとひょっとこを含めけっこうな人数で

飲んでいて・・最後に解散という時、ひょっとこがYとアニキ 3人で家に来て飲み直そうと

言い出した すでにもう朝でベロベロだった私はこの2人と飲むと

長くなるし会話がヒートアップしてケンカして殴りあったりして 疲れると

やがて肩を抱き合い泣きながら・・また飲みだす を調子がいいと何回かこれを繰り返す飲み方が

この歳になると正直、付き合いきれん・・・熱くなりやすい私はたまにスイッチが入り

気がつけば主役になってたりするから余計にこの日は気がのらなかったが・・

釣りばかりで最近、付き合いが悪かった私は今日は覚悟して付き合おうと思い

ひょっとこの家に行った 家に行くとひょっとこの奥さん(コイツはコイツでかなり女にモテる・・

サケ癖は悪いが・・かなりキレイな奥さん)が起きて酒を飲みながら待っていた

ひょっとこに対しては不機嫌だが私たちにはニコニコして「何 飲む~?」

ツマミをチャッチャッと作っては「たべてぇ~!!」すごくいい奥さんである

大人数でいた時は気付かなかったが・・・こうして飲むと確かにYは

想像していた以上におかしかった・・会話がちょくちょく噛み合わず・・

ちょっと沈黙があれば「ごちそうさまっす!!」っと帰ろうとする

ひょっとこが無理に会話を続けようとすると話の途中でどこかに電話をかけだしたり・・

とにかく酔っ払いというそれとは違う・・なにか見た目は大人で中身は子供みたいなヤツ

に変わっていた・・・結局、Yは私たちが止めるのも聞かず・・・

代行をしてる元義理の弟を呼んで帰って行った・・

(私がYの顔をみたのがこれが最後・・・・)

残った私はひょっとこと奥さん、ワイワイした方が楽しいと思い呼んだ

近くに住んでる 私とひょっとこの店で掛け持ちしてるバイトの女の子

とで「Y,あれ かなりだな・・いつもはもっと寒くなってから入院だけど 今年は早そうだな・・」

なんてしばらく話して飲んだ後、この日は解散した・・

それから数日の間にYの様々な奇行なんかを色々なところから耳に入るようになって

まもなく手に負えないと判断した仲間内でイヤがるYを無理やりいつもの病院に連れて行き

強制入院になった事を聞いた・・


「真鯛」だの「アオリイカ」だのと夢中になっていた私はYの事を気になりながらも

釣りに出掛けていた・・

それから10日ほどしてから「Yさん、退院したって!!」っと聞いた

よく聞けば かなり調子よさげで前のYに戻った!らしく「よかったな・・・」っと

思っていた  でもここで1つ気になったが・・いつも必ず退院すれば顔をだし

「心配かけたっす!退院したっす!!」っと元気に店にくるアイツが

退院してから何日もたつはずが・・今回は顔を出さない・・

あまり可愛がっていないスタンスで付き合ってるフリをしていた・・私は自分から連絡もせず

「そのうち顔を出すだろう・・」くらいに思っていた・・・

そんな事があったうちの今回の釣行、冒頭で書いたように

疲れきって 休憩したら片付けして・・なんて

夕方のキャスト即ヒット!!「おもしれっけなぁ~!」

なんてS氏と酔いしれていた時に鳴った1本の電話・・・

ひょっとこと「兄弟分だっ!」なんてお互い言い合い

私の事を「兄貴っ!」なんて呼ぶ 同業ではないが私も可愛がり

ひょっとこも仲がいいEという男からの電話だった・・

たまにゲームの事や色々と電話をよこすヤツだったから

電話がくる事自体は不思議ではないが・・

普段、これといって勘が鋭いわけでもないのに

なぜか・・?スゴくいやな予感・・する電話だった

電話をでると・・・

一瞬の間をおいて・・・



E「・・・・アニキ・・・・Y・・首、吊って 死んだっす・・・・」




私「あぁーっ」言葉がでない・・


私「うそつぐなっ!んがよっ!!」キレ気味で言葉をやっと搾り出した・・ 


E「ほんとだっす・・  ひょっとこ泣き崩れて・・とてもじゃないけど電話できねそうで・・

アニキさ連絡してけれって言うから・・俺、電話したっす・・・」っと・・


病院からの電話らしく・・後ろから何人もの嗚咽のような・・泣き声が聞こえる

ショック過ぎて・・

「今、釣り終わって片付き次第・・戻る・・・」っと言葉少なに・・電話を切った・・・


そんな事をする可能性がある病気なのは解っていたが・・



まさか・・Yが・・・・




あれほど女にモテて・・先輩には可愛がられ 年下に慕われ

店も人気で順調だったし・・


 コンプレックスの塊のような私はヤツに会う度、羨ましく思うような

そんなアイツが何で・・・・? 



ちょっと繊細な性格なだけで・・そんなとこまで思いつめてるとは・・


気付けなかった・・・




悪かったな・・・Y



もう会えなくなると分かってれば・・・


「オメの事は特別・・めんこいよっ!!」って言ってやればよかった・・・・











どんな感じで片付けをして帰って来たか その日の記憶はうすれてしまったが・・

ヘロヘロの私たちは無理に帰って 事故を起こしたら元も子もないと思い

2時間ほど仮眠して帰って来た・・ 着いて すぐにシャワーを浴びて

ひょっとこの店でバイトして何かと私の飲み仲間のマネージャー役的なS氏の妹に

どうしているか?電話した

聞けば Yを病院から家に連れて帰ってから 

ちょっと前までYの家にみんなでいたが・・

日をまたいでいることは出来ないと12時前にみんな帰ってきて解散したと聞いて

駆けつけて顔を見てやりたいっと思っていたが 堪えた・・・

ひょっとこは本当にこのYを弟の様に可愛がっていた・・

歳もひょっとこが1つ上で 

Yはすぐムキになるひょっとこをからかってワザと頭をバッチッバッチッ叩いてみたり・・

「おおっ ひょっとこ んがよっ!ハゲ!!」なんて生意気なことを言っては

マジ喧嘩に発展したりしては 

私もいいなぁ っと思うほど 仲がよかったし可愛がっていた

そんなYがもうこの世にいない・・・

私でもこんなにツライのだ・・

ひょっとこのショックは相当なもんだろう・・・

S氏の妹に聞けば・・狂ったように泣いていて 

とても言葉を掛けれなかったという・・

多分もう家に帰ってると思うと言われたが

私はあえてひょっとこには連絡するのはやめた・・

それから私はいつもならバタンキュウで寝てしまうが・・

やはりYの事を考えてしまい・・ 寝れなかった・・

釣りで余ったビールとつまみで飲みだしたが・・

酔えないし・・焼酎に切り替えてガブガブ飲んだが 酔えない気がした

テレビもつけずに無音のまま・・・飲んでいると

考えてしまい涙が止まらないので・・・

録画していた大好きな番組を観て また飲んでいたが

何も内容は入ってこない・・・

こんなに疲れてる時にとてもそんな量、飲めないはずの焼酎をボトル8分目ほど飲んでいて

気を失ったようにいつの間にか寝ていた・・・


起きてみると10時をまわっていた・・

着替えてYの実家に行って 会ってこようと思い・・

またS氏の妹に電話した

ひょっとこは朝一からずーっといるし他の飲み仲間も帰った人もいるがみんな来てるという

私「わかった!今、向かう!!」と言って家を出た

Yの実家は私の家から2~30分くらい 運転してるとまた込み上げてくるが堪えた・・

Yの家に着き、玄関で挨拶をして奥に進むと地元の同級生やら結構な人数の中に

何かの書類を書いているひょっとこの姿が見えた・・・・

目は腫れぼったいが以外にスッキリしているようだった

親とか親戚は何かとバタバタしているが 騒がしいわけでもなく かといって暗い感じでもない・・

誰一人、泣いてる人もいない・・・私は集まっている仲間たちと同級生たちに声は出さないが目を合わせて

Yが寝ている奥の間に案内された

Yのお袋さんが寝ているYの顔から布を取り、「Y、クッキーさん来てけだよ 可愛がってもらって・・な・・」

どこか死んだって事を信じていなかった私は・・・

布が取られて Yの顔が見えた瞬間に 人前では泣きたくなかったが・・・

とても我慢していることができなかった・・・遠慮なしに肩を震わせ泣く事、数分・・

何も言葉が出なかった私はYのお袋さんに一言


「・・・・気付かなかったっす・・・・本当にすいません・・・」と言った



それから数分・・・泣き続けた・・・

落ち着いたかな?ってころに「こっちでお茶でも・・」と言われて仲間がいるテーブルに座ったが

Yの方を見ると また泣いてしまう 誰かになにか話しかけられたが 返事もせずに


しばらくの間、周りの空気も読めず泣いていた・・・・


ひょっとこは一瞬、もらい泣きしそうな表情をしていたが

いまひとつ頼りないYの親たちに代わり葬儀屋とあれこれ打ち合わせしたり

面倒なことは全部、俺がやります!的な役を自ら名乗り出て気丈にがんばっていた・・


それから抜け殻みたいな私に

「明日、火葬場に行ったらもうYの顔、見れないから9時半に迎えに行くから絶対、起きれ!!」っと

私に言った、それから目を腫らせて帰って仕事した私は明日は絶対に9時に起きる!絶対にだっ!

と気合を入れて 寝ようとしたが・・・眠れず

仕事終わってカウンターでYの事、話してると言う ひょっとこの店に行き

また泣きながら4時まで飲んだ・・・

家に帰り それでも寝れず・・・結局 1時間ほどウトウトして9時近くになって

シャワーに入り ひょっとこの迎えを待った・・

Yの家に着くと、家族、親戚 みんな喪服を着てパタパタしていた・・・

昨日、会いにきた時 普段から顔色の悪いYだったから・・・

本当に寝ているような顔だったのに・・・

今日のYは 化粧こそしているが・・本当に冷たくなってしまった表情をしていた

それを見た私はまた込み上げてきたが・・・昨日、散々泣いて・・・

今日も朝から駆けつけてはワンワン泣いているのはどうかと・・?

必死で堪えた・・・

着替えて火葬場に向かうまで時間が無い私たちは写真じゃない・・・

本物のYの顔を目に焼きつけ・・・

一旦、 家に帰ってきては急いで着替え

今度は火葬場に向かった・・・



未だにどうして?それを選んだか・・・解らないほど人気があったYの火葬だ

相当の人数が集まるだろう・・と予想していたが

火葬場に着いた私は目を疑うほどの人数がまだ早いこの時間にすでに集まっていた・・

何度か家族を含め知り合いの火葬に出席したが こんな人数は見たことがない・・・

知らずに前を通る人はちょっとした大物政治家が死んだのか?とでも間違えるんじゃないか?

って位の人数だ 

それと「さすがにYだな・・・」っと思ったのが「うそだろっ!?」と思える程の

女性の数・・( まっ 同級生、同業者、も多いだろうが それにしても多過ぎる・・・

それにまだ始まってもいないこの時間にすでに泣き崩れてる女性も何人かいる・・・)


こんなことを考えていいのか分からないが・・・もし私の時だったら・・・

ここにいる人数の1/10いや1/20も来ないだろな・・・っとフト考えて悲しくなってしまった・・・

それから火葬が始まる時間まで人は増えていき どこを向いても知り合いだらけだった



そして火葬は始まった・・御焼香から挨拶まで一連の流れまでは我慢はしていたが・・

火葬のスイッチを入れる時とお骨を拾う時は・・やっぱり我慢してる事ができなかった・・

飲み仲間もほとんどが声を出して泣いていた・・・来ている人達が色んなところで泣いていて

火葬場中が泣き声でいっぱいになっていた・・・



Yの身体は燃えて・・もうこの世には・・なくなってしまった・・・



でも飲み会の度に必ず誰かがYの名前を出すと思うし・・・

カッコつけるわけじゃないが・・・何年経ってもアイツの事は誰も忘れないと思う

それくらいアイツは「イイ男!でイイ奴!!」だったんだな・・



火葬場から自宅に移動して葬式にも参加した・・・

いつもの飲み仲間は当然のように全員参加だ!

この日は土曜日だったが・・・「俺、店があるから・・」みたいな事は

問答無用!全員参加だ!!命令だっ!!


とは言う私も普段、ヒマな店だから・・・週末1日でもコケると・・

死活問題だ・・なんとか店は開店して 自分はでないでもやれる方法はないか?

だいぶ前に辞めたバイトに電話して頼んだりして

もはや赤字覚悟でバイト総動員の構えで自分の体を空けた

これで心置きなくYの供養ができる!


葬式が終わり

供養の飲み会がはじまった

私たち飲み仲間はこっからが本領発揮だ!

Yの親族、口うるさそうな大人達は別に用意されてる会館に行った

ここにはYの同級生を含め、若い連中だけ3~40人

Yは静かに飲むのがキライだった・・

遠慮なしに飲みまくり騒ぎまくる方がYの供養になる!

さすがに最初はみんな静かに思い出話をして時々しんみりしたりして・・飲んでいた

実際、私を含め、飲み仲間はここ2日ほどほとんど寝ていないに近い状態だ

いつものペースで飲んでれば2時間もしないうち1人残らず ぶっ倒れるだろう

だが今日は特別な日の飲み会だ!気合が違う!

飲みはじめから2時間も経つ頃には私たちはリミッター解除のドンチャン騒ぎ!!

最初はキャラの濃い?私たち飲み仲間にちょっとヒキ気味だった同級生達も

この頃には変なグループ分けもなく一体となって大騒ぎしている

私は頭にネクタイを巻き、Yのじいちゃんの農作業用の麦藁帽子をかぶり

仏壇にある木魚と鐘をドラムの替わりに「Yっ!Xジャパンだどっ!!」っと

一心不乱に叩きまくったりして

みんなそれぞれ常識にとらわれず・・? Yに対しての供養の形を表現していた・・・

途中、Yの親族たちが会館から帰って来たが・・あまりの様に・・

誰一人、参加せず・・全員 家の2階に上がったきり降りてこなかった・・・(すいませんでした・・・)

当初、2~3時間も飲めば・・だれかれ潰れて お開きムードになるだろうと思ってたが

気がつけば7時間経っていた 途中、ガンガンに騒いでいたと思えば・・

1人が弔辞を述べると言い出しては号泣・・・伝染病の様にみんな号泣・・・

また騒ぎ出しては・・また号泣・・を何度も繰り返し

お開きの頃にはベロベロで疲れきってはいるが・・みんな「 やりきった!」って顔をしていた・・

このままでは誰も帰ろうとはしないムードを察してか・・配膳なんかの手伝いをしていた

ウチとひょっとこの店のバイトの女子達に「オメたちっ いいかげんにしれよっ!帰るどっ!」

と怒られ・・ほとんど強制送還のように帰って来た

家に着いた私はいつもなら眠れずにウダウダするはずが・・・

この日はさすがにベッドに入って秒殺で寝ていた



ここまで書いておいて今更だが・・・

こういう内容の記事を最後にどうまとめて終わればいいか分からない

「Yの事は忘れない・・・」みたいなカッコいい感じで終わればいいかもしれないが・・・

なにか書いていてムズ痒い・・・


今回、普段なにげなくそばにいる仲間が突然いなくなる事が・・

こんなに悲しい事だとは正直、思わなかった・・

ホントに想像以上だった・・


このブログを読んでくれてる方はほぼ100% 釣りが趣味の方だと思う

自然が相手の趣味だから安全か?危険か?でいえば間違いなく危険な方だろう・・

それに多少、危ないかな?と思っても私みたいに釣果を優先する性格ならなおさら・・

無理をすれば事故が起きる可能性も高い・・・

時々、どうしても釣りたいっ!がヤバいかも・・って感覚を鈍らせてしまう事がよくある

こんな私でも・・帰らぬ人になったら・・・10人位は泣いてくれるかもしれない・・

今回みたいな事がなければ「とにかく安全にっ!」みたいな感覚は薄れてるのかもしれない

たまに「俺には家族もいないし このまま海で死ねれば本望だっ!!」なんて言って

釣りしてたけど・・・バカだったな・・・

死んでしまえば大好きな釣りもできなくなる


みなさん「安全が1番大事っ!!」ですよ

「生きていればいつかは釣れるっ!!」




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立ち直れない程の出来事

久々の更新です

ある事が起きて精神的に参っているので

今回は写真、動画は一切なしです

では・・

一昨日の夜、お盆景気も終わり一段落して、狭い店だしヒマそうだからと1人で営業

ところがこの日は平日なのになぜだか?

次から次にとお客さんが来る

朝の4時まで孤軍奮闘がんばって!なんとか店を終える

疲れきっていたが・・なんだか胸騒ぎがして海が気になる

ここの所しばらくご無沙汰でそろそろ禁断症状が・・

カヤックはキツイがシーバス位なら時間も丁度良いし

「一発行くか!!」で半分イキオイで単独釣行決定!!

1時間ほどで現地着

早速準備で戦闘開始!!

ここんとこ行けば必ず1~2匹はあげてくる後輩から聞いた必殺の実績ポイント!!

っが! 投げては移動 投げては移動で200m程

ルアーを変えて2ターン目

またまたルアーチェンジ3ターン目

うんともすんとも反応がない・・・

目の前をうるさいくらいにボラ飛び上がっては落ちるを繰り返してる

河口から大分上流の川だから・・

無難に河口近くまで移動しようと「必殺ポイント」に見切りをつける 

移動、2ヶ所目 水面が騒がしく雰囲気はイイ感じ

っが!!ここも全く無反応・・

移動、3ヵ所目 海から100m程、モロ河口で数十投・・・

無反応・・・・

釣れたりバラしたりがあれば意識もはっきり保てるが

こう無反応では意識が飛びそうだ・・

シーバス釣りにはよくある事だ「今日はあきらめよう」

意識朦朧でなんとか地元まで帰ってきた

ちょっと小腹が空いたのでコンビニで買い物

自宅着、コンビニおにぎりで朝ごはん

食べ終えるか終えないかのうちに寝てしまっていた・・

ふと目が覚めると2時間程経っていた

ウチの店で妹を掃除やら仕込みでバイトしてもらっているのだが

お盆のバタバタで給料が遅れていた事に気づく

給料計算をして給料袋に現金を・・・っと

はて・・?いつもの場所に財布がない・・

「あぁ~車に置きっぱかぁ~」っとここまではよくやることでまだ冷静

急いで店の前に停めてある車に・・

キーレスアンロックでドアに手を伸ばす

開かない・・・って事は鍵も開けっぱだったか・・っとここで初めてちょっとイヤな予感が・・

改めてアンロックで車内に・・

なんとなくのイヤな予感的中で財布がない・・

急に(日に焼けすぎて顔色はわからないが・・・)顔が真っ青に~

シートの下、助手席、ダッシュボード・・入ってるはずもないがタックルケースからクーラーまで

着替えた時かもしれないと・・車と家の中を行ったり来たりと何往復も

ない・・・・財布がない・・・

「免許証、保険証、印鑑登録証、クレジットカード4枚、キャシュカード3枚・・そしてよりによって

お盆中で増えた仕入れの支払い、家賃、給料に備えて3日前に下ろしていた現金300000円とその日まで何日

かの売り上げ100000ちょっと・・・計400000ちょっと!!  っがない・・・」

「やっちまった・・」「やっちっまった・・」と車の中で声を出し 

あわてて朝行ったコンビニへ直行

レジの女の子が朝の人と変わっていて

よく見るとウチに何度か来るお客さんだった・・「あぁ~マスタ~どうしました?」

とニコやかに話しかけてくる

青黒い顔??でかくかくしかじか・・・ただ事ではない事が解ってもらえたようだ

でもやっぱり「届出がない・・・」

いつもコンビニの買い物は携帯電子マネーなのだが

この日に限って大量にある5千円札がイヤで両替もかねて現金払いだった・・

最終的にここで財布は確実にあったはずだ

だとすれば・・こっから車で家までどこにも寄ってない

いつもの癖で財布を後ポケットに刺したままでは運転がしづらく

財布はダッシュボードかドア脇のポケットに入れる癖がある

前にも書いたが平和な土地柄、仕事開け鍵を掛けずに釣りに行くのに抵抗はなかったが

でもさすがに現金、数十万を置いていくのは心配だと持って行ったのがこの結果に・・・

冷静でいれない私はとりあえず仲良し釣りメンバーと車屋の後輩、同業者の後輩、手当たり次第に電話

会社勤めの釣り仲間は無理だが すぐに後輩3人が駆けつけた・・・(半笑いで・・)

車の中から家の中まで「宝探し隊」結成!!

でもしらみつぶしに探した所で 同じ所はもうかれこれ2~30回往復して探してる

あるはずがない・・・

意気消沈の私を笑わせようと後輩の1人が店にあった「ひょっとこ」のお面をつけて真剣に探してる

「笑えないよ・・・」と心のなかでつぶやいて・・思いっきり無視してやった

多分、気休め程度はわかっているが「盗難」の可能性もなくはない訳で

免許もない私は後輩の運転で警察署に連れて行ってもらった

とりあえず現段階では「遺失物届け」という処理だそうだ

コンビニの防犯カメラも今は個人情報うんたらで

警察からの書類がないと開示できないらしい

コンビニのカメラチェックをお願いして警察と後にする

「けっ!あいつらも所詮人事だな・・くそ」

もはや誰をみても敵に見えてくる・・

全部、わたしが悪いのだが・・・

若かりし頃、やんちゃだった私が大人になって今は多少距離をおく関係になってしまった

(地元では有名、今は本職)の先輩がいるのだが

警察署からでた私はさっき一緒だった「ひょっとこ」後輩に電話した

「今、親○の所にいる ちょっと電話変わる」っと

私「あぁ ご無沙汰してます」

○分「おお 今、迎えやるからちょっと家に顔だせ!」

私「ういっす!」

まあなんの利害関係でもなく 昔から面倒見のいい人だったので

「ひょっとこ」後輩も仲良くしてもらってるようだ

バカデカイ家に住んでいると噂には聞いていたが

初めて行った私はマジで「でっけぇ~」と関心した

でも財布の事が0,5秒置きに頭をよぎる私にはそんな事はど~でもよく

今朝からの一連の出来事を親○に報告した

○分「まぁ40も入ってれば なんぼ心ある人が拾っても魔が刺すべ・・それにそんだけの現金があれば

唯一、足着く可能性あるカードだって危険冒してまでつかわねべ!」

もっともである・・善い人のフリしてる私でも同じ状況では自身がない・・・

親○「まず久しぶりオメの顔みたし 今日は元取るくらいに酒飲んで 飯作らせるから 食っていけ!!」

裏の顔は知らないが・・昔と変わらずいい人である

涙が出た・・・

その後はデカいテーブルに乗り切れない程の料理とビールを親の仇のようにがぶ飲み

睡眠2時間で鬼のように色んな事があった私は気を失ったように寝てしまったようだ・・

何時間たっただろうか?おしっこがしたくなって目が覚めた・・

外はまだ暗い・・○分と奥さん、「ひょっとこ」後輩ともう1人の後輩 

5人で飲んでいたのだが応接間には誰もいない・・

初めて来たウチだし 照明スイッチの場所がわからない・・

真っ暗で自分の携帯も見当たらない

なんとか手探りトイレまでやっとたどり着いた

用を済ませ戻ってくると棚の上に携帯があった

時間を見ると朝の4時ちょい前

もう1度寝ようか考えるも疲れ切って泥酔からの爆睡

寝れそうにない・・・

ここから自宅までおそらく6k位か・・

ある日、突然健康オタクになった私は毎日とは言えないが毎回8kは走っているので

二日酔いで吐きそうだが歩いて帰れない距離ではない

タクシーを呼んでウチに帰ればお金は払えるけど

なんか色んな事がすっきりしそうで歩いて帰る事にした

まだ薄暗いなか歩くこと数百m吐き気をもよおし

誰の家かわからないが・・植木にリバース(ごめんなさい・・)

まぁこれで1つスッキリした

それからトボトボ数キロ 

吐いたせいか無償に喉が乾く

自販機を見つけ駆け寄るが「そーだ・・俺お金ないんだっけ・・」

数分、自販機の中のコーラを見つめ続けるが・・ど~しょうもない・・・

またトボトボ歩きだす・・

4キロ程歩いたところで ひときわ高機能っぽい自販機に目がいく

まぁもう残り1~2キロ、ガマンできない距離ではないが

はっ!!と気がつく「携帯で買えるじゃないか!!」

炭酸飲料を一気飲み!!

なんか幸せだった・・

朝の散歩をしてるおばあさん達とすれ違う

人の顔を見て何か言いたげに「おはようございます!」と

私も何か違和感を感じつつも「おはようございま~す!!」と元気にあいさつをした

実は昨日、警察署に行く前、開店当初からお世話になってる信用金庫の担当さんから電話があり

財布落としたの知ってたの?ってタイミングで

「個人事業者さん限定で金利も安く使いやすい貸付プランありますけどいかがですか?」とのこと

キャシュカード停止の件もあって一石二鳥だった

事情をかいつまんで話して明日の午前中、来てもらう事になっていた

家に着いた私は寝たりない為、午前中、何時に来るか分からないがそれまでの間

仮眠することにした

それから4時間ほど信金の担当さんの電話で起こされる

「ああ もう今、店の前にいますけど大丈夫ですか?」

慌てて着替えをしてとりあえず歯磨きだけして

店にでる「すいません~お待たせしました~」っと私

担当さん私の顔を一瞬みて「ああ おはようございます では早速・・・」

朝方、散歩中のおばあさんにあいさつした時と同じ様な違和感を感じつつ

融資の話をしばらくして「まず 使う使わないは別としてカードですので必要なときはすぐ下ろせますし・・

うんたらかんたら・・それと一応、審査がありますので結果は明日、ご連絡いたします」

で帰っていきました

部屋に戻り、なんとなく携帯をいじってると「んっ?何だ?この写メ・・・」

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自分で撮った記憶のない写真が2枚・・・

ご丁寧に私が落とした額と同じ枚数の札束、よく見ると顔にはなんかかいてある・・

オデコに怒りマーク、ほっぺにはワンピース風のヒゲ そしてこめかみには40万と・・

急いで鏡を見てみる一連のなんともいえない違和感が一気に解決した

薄れてはいるものの顔の右半分にいたずら書きがはっきりと残っている

この顔のまま朝早く6kの道のりを歩き、おばあさん2人にさわやかに挨拶をして

信金の担当さんに小難しい事をあーだこーだ語っていたのだ・・・

私の飲み仲間内ではいつからか先輩後輩、関係なく先につぶれて寝たヤツは

顔になんか書かれるのが恒例の行事になっている・・
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それにしても普段の飲み会ならいざしらず

こんな状況の私に 酷い・・酷すぎる・・・

こんな事を平気でやれるヤツは1人だけ 「ひょっとこ」だっ!!

(上の写真はある日の「ひょっとこ」張本人・・この日はこの顔のままタクシーで帰っていった ざまみろ・・)


いつまでも財布がどっかに落ちているはずもなく・・

1~2日で届かないって事は・・もう諦めるしかないだろう・・

しかしお盆中、汗だくで朝までがんばった何日間の売り上げ40万・・痛い・・痛すぎる・・・

がんばった自分にごほうびにと6万ちょっとの電動リールを買おうか迷っていた

それももうムリ・・

クヨクヨかんがえても仕方ないが40万といえば・・

「スパンカー、ターボフィン、」よゆーで買える 次はこれかなーっと

「ホビーのレボ13」よゆーで買える・・orz

自分的にはイマイチな気もするが 体力に問題のあるメンバーが楽に釣りできそうな

「カヤック340」エンジン2馬力つけてオプション諸々つけても

よゆーで買える・・・orz

それこそヒッチメンバーつけてトレーラー車検とってカヤック乗せれば

単独釣行も躊躇わず行ける・・考え出したらキリがない

「ああああああぁぁぁ~~~~マジでやっちまった・・・ホントに俺はバカだっ!!」
 

また今週もオアズケ・・・

天気も続いてるし

今週こそは絶対に釣りに行くと・・

意気込んでいた私・・

S氏の体調も未だ良くならず

他メンバーもみんな揃って「ちょっと今週もムリそうだ・・」

がーん・・・モヤモヤ・・

最近、続けて何時間も眠れない

仕事終わり2~3時間、晩酌してウトウトしては寝て

2~3時間後には起きてしまう

それからまたネットやらテレビを1~2時間みてるとまたウトウト・・

午前中だけでこのパターンを2~3回繰り返す・・

午後になっても同じパターン・・

夕方、店の準備時間には死ぬほど眠い・・

このツライ日々が2週間ほど続いてる

単純に体のどこかが悪いのか・・

1番疑わしいのが・・釣りに行けないノイローゼ状態では・・?

前はまだ午前中、目が覚めては起きてカヤックの艤装なんかして

昼過ぎから夕方まで寝てから仕事なんてパターンでしたが

艤装ももう大概やることがない・・

う~ん・・いよいよ1人でも行きたい時には行ける

キャリアや準備をするべきかな・・・

諸先輩方のブログをチェックしてると1人釣行の方が多い

行けば誰か知り合いが浮いているという環境なのかもしれないが・・

ここ秋田ではまだ見かける事が過去に2回あっただけである

ある方のブログに書いてあったが・・

自宅脇?に保管してあったカヤックが盗まれているという内容で

衝撃をうける!!

基本的にウチの田舎ではちょっと外れの方にある所では

未だに家に鍵をかけずに出掛けるような平和な所で

元カノの実家などはそもそも家自体に鍵がない・・・

さすがに私は家族もいないので出掛ける時には鍵をかけるが
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こんな感じで店の脇の駐車スペースに置きっぱなしです・・

たまにウチのお客さんが酔っ払って乗って遊んだりしてますが・・

防犯カメラあるわけでもなく 

その気になれば夜中にこっそりなんて楽勝でしょう・・


元々、私が釣りを始めたきっかけは今はなき祖父に子供の時、

フナを釣りに連れて行かれた事が始まりでした

そこから独り歩きした私は夏休みになると毎日毎日

朝から晩まで近くの川や沼に通いつめる日々でした

そんなきっかけを作ってくれたじいちゃんの口癖が

「釣りをする人に悪い人はいない!!」でした

今でもそれを信じている私には

ある方のブログの内容にちょっとビックリ!!

そもそもそんな事する人って転売目的なのか・・・?

それとも盗んだカヤックで釣りをするのでしょうか・・?

釣りを愛する人って所詮、趣味の道具とはいえ

持っている物に愛着や思い入れってわきますよね・・?

人それぞれでも、悩みに悩んで買うカヤックなんて

なおさらでしょう?

盗んだカヤックで釣りをする人ってどんな気分で

釣りをしてるんだろう・・?

平和ボケしてる田舎アングラーの私はちょっと特別かもしれませんが・・

そんな人とは同じ釣りを愛する者同士でも絶対に仲良くはなれませんね!

もっとハッキリいえば・・

そんな権利はないですが・・

そういう人は釣り辞めて貰いたいです!!

                      以上!!

寝不足で1人興奮してるクッキーでした・・

雨・・・雨・・

連休明け・・

天気予報は前半、ずーっと予報・・

水曜日からなら浮けるかな・・モヤモヤ・・モヤモヤ・・・

決めました!!ウチの店 開店してから7年間、ずっと火曜日定休でしたが
(度々釣りで臨時休業はしましたが・・)

決定!!
今年からハイシーズンには不定休にします・・

このストレスから開放されるには・・それしかない

釣りメンバー唯一 独身&自営業の私は昔から上記のような事や家族や自分の老後を考えるような事をしない

無謀ともいえる買い物など・・「おめぇはいいなぁ~」っと会社員のメンバー達からは羨ましがられています

釣りキチ○○の自営業の方は身に沁みて分かってると思いますが・・

いい季節の天気や海の状況が良さげな日、

(お客さんには失礼な事ですが・・)

頭の中は・・・

「あああぁ~今日あたりあそこの根はどうだったかなぁ~?」

「今日、あそこから出してればもしかしてスゴいの釣れてたかも・・}

とか・・そりゃそのストレスと言ったら・・

天気予報をみて「よし!!ガマンできない 明日、休む!!」

私みたいな個人自営業の場合、

それができてしまうのです・・

でもそれが問題です、「仕事と趣味」のバランスというか・・

「自分との闘い」というか・・

独立する前の修行時代、釣り好きのお客さんから

「今年、スズキの当たり年だっ!!昨日、河口で次々かかって80ちょい頭で7本あげた!!」

仕事中の私は「スゴいっすね!!」っと でも内心・・

「くぅぅーっ 明日も行けば 俺も・・」

次の日の朝一、鼻にティシュつめて鼻声を偽装した私は社長に電話

「あの~昨日の仕事終わりから急に寒気がして・・」

「しょうがないな~今日は休め・・」

ズル休み成功!!マッハダッシュでお客さんから聞いていたポイントへ・・

お客さんが言っていた程ではなかったにしろ

そこそこのサイズが2~3本釣れた

その時は興奮していて「ああぁ~おもしれぇ~」

でも家に帰ってからの何ともいえない罪悪感・・

次の日、気持ち悪さに耐え切れず・・

私「社長、すいません実は風邪ひいたってのはウソで・・釣りしに行ってました・・すいません」

社長「そんたなバリバリ日に焼けたオメの顔みればすぐわかる!!釣りの事なると気ぃ狂ったように

なるオメの事だそんな事だと思ってた・・それに大体、朝方ぶっ飛ばして本庄方面に向かっていく

オメの車とすれ違ったしな・・・まず気が済んだら今日からがんばれ!!」

「!?」なにも言葉がでませんでした・・・

いい社長だったな・・・

決して繁盛してるとも言えない小さい店の社長となった私ですが・・

たまにメンバー達の休みに合わせて日曜日に臨時休業して釣りに行く今でも・・

その時の事を思い出したり、定休日以外に休んだ事への罪悪感なのか・・?

基本、自由なはずなのに・・

ミョ~な気持ちになります・・・実はマジメなのか・・・俺??

上記のような事から捻り出した答えが「不定休」

これしかないな・・・

大好きな釣り 燃え尽きるように・・?スッキリやりたい!!
 

10数年前、ブラックバス全盛の頃

とにかくどんな釣り方でも数が釣れれば面白い!!

って釣りに「ちょっと違うかなぁ??」って思い出した頃・・

当時、釣りメンバーも今よりは全然、

羽振りもよくみんなで買ったバスボートで

八郎潟を「北だ~本湖だ~!!」っとかっ飛ばして 

釣りをしていた

昔はいたる所、アシだらけでバスを釣るにはそこら中、

いいポイントだった・・

いつものようにアシ際をずーーと流していくと 

当時、八郎潟には珍しいリバーカヤックが浮いていた

カヤックの舳先には猟犬のような大きな犬がこちらを睨んでいる

後ろでカヤックを操り、

当時の私たちには本でしか見た事がない 

いかにも古く そして高そうなタックルでデカいルアーを

キャストしてる初老の男性がみえる

段々とキャストしながら近ずいてくるカヤック

見るとテンガロンハットにかなりの強面・・

そしてガタイもかなり大きい・・

初め遠目には「んっ?外人さんかな・・?」

アシ際をお互い交差するぐらいの距離になった頃

「どうですか・釣れますか?」とその男性

私は「あっ!!この人ザウルスの則さんだっ!!」  ホンモノだ・・・

一瞬で緊張した私は「今日は だっ だっ だめです・・・」と一言・・

同乗していたメンバーも固まって沈黙・・・・

完全に迫力カッコよさにやられていました・・・

しばらくそのまま進み声も届かなくなった頃、

メンバーの1人が「あれ則だよなぁ??」

私「んだっ!!」

一呼吸おいて・・三人ほぼ同時に・・・

「カッコいっけなぁ~~~~!!」

なんか・・やられました・・・・

ホントにホントに「カッコよかった・・!!」
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ご冥福お祈りいたします・・


あの一瞬で・・  神様をみた気分になり

なんか

「やれバスボートはギャンブラーだ!!やれっタックルはメガバスだっインスパイアだっ!!」

騒いでたのが・・なんか・・恥ずかしく・・


あれ以来、私たち釣りメンバーは10数年、

「トップウォーターオンリー」

の世界にのめり込んできました・・
(ブランドに振り回されてるのは・・あいかわらずですが・・・    決してメーカー批判ではありません)

格好は上から下まで「エヴィ○」

(今でこそそこら中で見かけるこのブランドですが 当時はセレクトショップでの扱いもなく

直営店も大阪に何店舗かと東京に進出したばかりの頃だったと思います 当然、ネットでも今みたいに

簡単には買えず 道を歩いてると全く知らない人から「すいません、そのジーンズどこで買えるんですか?」

なんてよく聞かれたような時代です・・)

タックルは一式、20万~30万はする「道○」のタックルを何セットか・・

ルアーは1個、1万~2万円・・毎月毎月、何個も買い漁って

たまに出る「レアカラー」にはメンバー内で争いが・・

私以外、会社員のメンバー達は年2回、ボーナスのほぼすべてと言っていいぐらい

つぎ込んだのではないでしょうか・・?

そんな時、昔から手先が器用で若干へそ曲がりの私は

「○楽」のルアー 確かに物欲もそそられるし・・作りもスバラシイ

でもこれ自分で作れないかな~??

初めは木の素材なんか関係なく・・ホームセンターで手頃な木を買ってきて

ナイフで削りペーパーかけて

プラカラーでカラーリング 本で見たセルロースやウレタン

お取り寄せしてコーティング 

使わなくなったルアーからパーツを流用して

初の「ハンドメイドトップウォータールアー」何個か完成!!

お風呂に一緒に入ってはスイムテスト

今、見るととても恥ずかしくなるような出来ですが・・

楽しみにしてた次の釣行ではなぜか??

私だけ大爆釣!!笑いが止まりませんでした

すっかり気をよくした私は・・・

どんどん「ハンドメイドの世界」にハマっていきました

道具も段々とエスカレート

ナイフで削ってたのも「旋盤」を導入

筆で塗ってたカラーも「エアブラシ」を導入

塗装ブースも完備

終いには物置部屋を工房に改装・・・

いつしか釣りそのものよりハマり込んでいたように思います・・
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一部、よく使ってたルアー ひっぱり出して並べてみた・・ウレタンも焼けてたり見た目ボロボロの物も・・
汚いっていうか・・でも味が出てきたというか・・だけどもう使う事もないか・・




そんな時、釣りの帰りにいつも寄っていた

秋田市内のショップで店長をしていたK氏

「佐藤さんのルアー 下手にその辺のトップブランドのルアーより作りがいいし

釣れるし 俺でも売ってくれるなら買いたいくらいだから

(かなりお世辞もあったとおもいますが・・)

買取仕入れではできないけど・・月産何個とかノルマもなしで

ウチの店で委託販売の形で置いてみたら・・?コレなら絶対売れると思うよ!!」

との提案、この話のちょっと前、関西の方の「トップウォーター」の同人誌に

ここのショップに推選されてルアーを紹介されたり、

前記の「道○」の前社長M氏がDVDの撮影もかねて来るから

「秋田のトップウォーター好き集めて大会やろう」ってのに進められて参戦

40人位参加のその大会、自分のルアーで

「奇跡の優勝!!」

ノリノリだった当時の私、

K氏の提案にかなり考えた・・

「ノルマもないし 売れたら作るでもいいし 今の仕事、続けながらもできそうだけど・・

どうせやるならちゃんとやりたい  でもな・・」

料理の修業をしていた当時の私、

恥ずかしい話だけど・・

当時、結婚するつもりでいた彼女がかなりのお嬢様・・

正直、お金には困っていなかった・・(今はキュウキュウいってますが・・)

私みたいに釣りキチ○○のハマリ込む性格の方は1度は考えるんじゃないか・・?

と思いますが・・

「こんなに釣りが好きなら釣りに関係する事を仕事にできないかなぁ?」

「これってチャンスじゃないのか・・?」なんて安易に考えてました

後日、仕事は止めずとりあえず様子みながら何個かでも・・と返事

でもいざやるとなるとまずはブランド名、

悩みに悩む・・・・・

裸では売れないからパッケージ

様々なリグの確保

大まかだが原価計算

全部 一点物ってわけにいかずブランクを揃える

プラじゃないから 同じ木材でも

使う場所で水のカラミが違う

一個一個スイムテスト

仕事終わり ご飯作って待っててくれてる彼女

「ウマイも マズイも」なしにササッと食べて

工房にこもる

休みの日、晴れれば製品チェックと釣りに行き

雨が降ればまた1日中、工房にこもる

そんな日々を数ヶ月・・

初め応援してくれてた彼女ももう限界・・

結果、別れる事に・・・

私もある日ふとっ気がついた・・

大好きなはずの釣りがここ数ヶ月、釣りに行っても 面白くない・・

釣っても釣れなくてもどっちでもいいような・・

帰ってきてもルアーの事が気になってまた工房へこもる

「最近、釣りの前の日のあのワクワクが全然しないな・・どうしたんだろう??

実際、釣りしててもつまらないし・・・」

それが天職って人もいるでしょう

でも自分は仕事して ストレスが溜まったら・・

趣味としての「大好きな釣り」でストレス発散!!

気がつきました・・

最近、始めた「シーカヤックフィッシングDSC_0439.jpg


前の日はワクワクです!面白いです!!

ずっと続けたいなぁ~と思います!! 


ちょっと昔の話・・

実はわたくし今まで 20年ほど前から時間があれば八郎潟へ通う日々でした・・

はじめはおかっぱりで当時はブラックバス釣ってる人も珍しく

朝晩ゴールデンタイムに何を投げてもおもしろいように釣れました

それから世の中にわかにブラックバスブームが訪れ 私自身もウェーティング、フローター、Vハルアルミボート、
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しまいにはバスボート・・F1040317.jpgF1040315.jpg

スタイルも変わりトップウォーターにハマリ・・ジョンボート
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いったい今までいくら使ったのやら・・


途中一時、男鹿での黒鯛、本庄沖での電気釣り、飛島まで行って深海釣り、
子吉川でシーバス、サイパンまで行ってGT等々
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 呆れるくらい釣りばかりの人生でした・・

ここ1~2年行ってもトップオンリーのせいか1日投げたおして

1匹2匹釣れる位でほとんどボートの上での酒飲み宴会状態・・

それはそれでひがな1日 気が合う仲間と色んな話もできて楽しかったんだけど・・

なんせ天性の釣りキチ 本来の目的からだんだんズレてきてるなぁ~と思う日々でした・・

そんな時、一昨年くらいから釣りメンバーの一人が会社の同僚に連れて行かれたらしく

アオリイカおもしろい!!との事 元々へそまがりの私は「ちょっと流行ってるらしいけど・・

これから道具そろえたりどーもなぁ・・

なんて思いながら渋々タックルをレンタルして

男鹿の某所へ結局その日、釣れたのは・・

お世辞にも大きいとは言えない1杯のみ・・

でも「この釣りおもしろい!!」
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やっぱりはじまりました・・いつもの病気

ここ2年ほどアオリイカは不調らしく一昨年は5回行って5杯それでも悪くはないんだそうだ・・そんな時ネット

で気になっていたシーカッヤック 「あぁ~やってみたいなぁ~」じゃ買うか・・

またまたはじまった 病気・・

そんなわけで去年の冬、来シーズンを妄想してポチりました  

しかも1馬力エンジン艇1艇と足こぎタンデム艇1艇 IMG_0505_convert_20120714141701.jpg

 はぁ~やっぱり病気だ・・俺

別に見ても癒されんけどね・・・

プロフィール

クッキー1117

Author:クッキー1117
はじめまして!!釣りをはじめて30数年、体力の限界も
感じ始めてきましたが・・今年から男鹿の海を中心とした
シーカヤックフィッシング デヴューしました!!
秋田の男鹿をフィールドにしてる諸先輩方、見掛けたら気軽にお声をかけていただき・・よろしければ一言アドバイスでもいただければ・・これ幸いです!!

ヒラメのトケイ

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悪いヤツは絶対にゆるさねぇ!